中村淳彦
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中村淳彦ノンフィクションライター

1972年、東京都生まれ。アダルト業界の実態に詳しく、AV女優や風俗嬢を1000人以上取材。一時期、介護施設の代表を務めた。代表シリーズに「名前のない女たち」。「崩壊する介護現場」「日本の風俗嬢」「ルポ中年童貞」など著書多数。

本番規制が行き場を失う

公開日:

 AV出演強要が社会問題化したのは、人権団体「ヒューマンライツ・ナウ」が告発した2014年の訴訟がきっかけでした。あるプロダクションがAV出演を拒んで契約解除を申し入れた女子大生(当時20)に違約金として2460万円の損害賠償を求めた。東京地裁はプロダクション側の訴えを退けましたが、この騒動がこのところ業界で頻発するトラブルの引き金になりました。労働者派遣法違反や売春防止法違反容疑などによるプロダクションや風俗店関係者の逮捕。アダルトサイトに無修正エロ動画を配信した疑いで映像会社の経営者らが捕まったのも、この流れを受けています。

 AV女優たちの告発も相次いでいます。香西咲さん(30)、ほしのあすかさん(30)らが週刊誌や支援団体に「出演を強要された」と訴えた。個別事情はあるものの、おおよそ「有名になれる」「芸能人になれる」というスカウトの甘言に乗せられてプロダクションと契約。出演を拒否したら、違約金を支払えと脅された、という内容でした。ドル箱の可能性を秘める「単体」を獲得する過程で、かなり強引なスカウト行為があったのです。

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