バブル期のエロ本の制作費はケタ違い! グラビア5ページに100万円は当たり前

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 問題です──。2013年、東京五輪開催決定の瞬間から“消滅”のカウントダウンが始まり、2019年9月のラグビーワールドカップ日本大会開催に合わせるようにコンビニから姿を消したものはナ~ニ?

 答えは“エロ本”──。コンビニ大手3社が成人向け雑誌の取り扱いを中止する方針を発表したのが同年1月。その7カ月後、全国津々浦々のコンビニの雑誌棚からエロ本が消えた。

「オリンピックもワールドカップも、大勢の外国人が来日しますよね。その観光客の目に、コンビニにズラリと並んだエロ本が映ると体裁が悪いってことだったんじゃないですかね」

 そう語るのは、元アダルト雑誌編集者のY氏(53歳)。勤務していた編集プロダクション(以下、編プロ)も、コンビニのエロ本撤退のあおりを受けて廃業の憂き目に。

「もっとも、業界全体が右肩下がりでしたからね。あのまま続けていても、ジリ貧だった。版元の出版社から編プロに支払われる制作費も、あり得ないくらい下がってましたから」

 出版不況といわれる現在、100ページ前後のムック本を作る際の制作費は、内容にもよるが安いところで100万~150万円程度だ。

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