ホンダの苦悩 訴え続けた「運転する楽しさ」はどこへ行く

公開日: 更新日:

「2025年ごろをめどにレベル4を実現する」――。ホンダの八郷隆弘社長は17年6月にこう宣言した。

 ホンダは手始めに、20年に高速道路で条件付き運転自動化であるレベル3に相当する技術を実用化し、その後、利用できる範囲を一般道に拡大。そして、25年をめどに高度運転自動化であるレベル4を目指すという具体的なロードマップを明らかにした。

 それまでのホンダは、自動運転についてあまり積極的ではなかった。というのも、一貫して「運転する楽しさ」を訴え続けてきた会社だったからだ。ハンドルを握って自在に車を操る喜びや、アクセルを踏み込んで車を加速させる快感を念頭に開発を続けてきた会社にとって、自動運転はそれを根本から覆すものだったのである。

 また、13年に発売した3代目「フィット」が1年間に5回もリコールを起こし、開発現場は大混乱。とても自動運転などの新しい開発に取り組んでいる余裕はなかった。おまけにその状況に嫌気が差した開発陣が次々に会社を去ってしまったのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    藤浪ら感染の“合コン” ゾロゾロ出てきた参加者32人の素性

  2. 2

    危機感が足りない?新型コロナ蔓延でも芸能人は遊びまわる

  3. 3

    杏が東出昌大と離婚決意…情報は関係者リークの“お墨付き”

  4. 4

    歌舞伎町ラブホテル街で賃貸経営が成功したもっともな理由

  5. 5

    安倍政権またもケチケチ「1世帯30万円給付」は8割が対象外

  6. 6

    外国メディアの引用でしか政府批判ができない日本の報道

  7. 7

    コロナ患者激白「喉に金串が刺さったような耐え難い痛み」

  8. 8

    二宮夫人を悩ます 嵐の“活動休止延長”と羽田新飛行ルート

  9. 9

    「コロナ感染ウソ」で露呈 JYJジェジュンの非常識と幼稚さ

  10. 10

    志村けんさん「芸人運」にかき消された女性運と運命の相手

もっと見る