小林佳樹
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小林佳樹金融ジャーナリスト

銀行・証券・保険業界などの金融界を40年近く取材するベテラン記者。政界・官界・民間企業のトライアングルを取材の基盤にしている。神出鬼没が身上で、親密な政治家からは「服部半蔵」と呼ばれている。本人はアカデミックな「マクロ経済」を論じたいのだが、周囲から期待されているのはディープな「裏話」であることに悩んで40年が経過してしまった。アナリスト崩れである。

保守は不要「フィンテック」で変わる“求められる銀行員”像

公開日: 更新日:

“求められる銀行員像”が大きく変わってきている。今なお失敗しないことを最優先する、守りの文化が強い銀行だが、経営層から聞こえてくる声は、「保守的な人材はもういらない」(メガバンク幹部)という従来の銀行員像からの決別だ。突き動かしているのはITと金融が融合する「フィンテック」の波であり、「このままでは銀行は立ち枯れしかねない」(同)という危機意識にほかならない。

「みずほらしくない人に会いたい」

 みずほフィナンシャルグループが今春の採用で打ち出したキャッチフレーズだ。坂井辰史社長は「とんがった人材が採れた。異業種との戦いが始まる中、変化を好み、新しいものをつくり出す集団に変わらなければいけない」と強調する。EC(電子商取引)やIT事業者がこぞって金融分野に参入してきており、既存の金融機関との競争は激しさを増している。

 対抗する既存金融機関の切り札は、人事制度の改革による行員のモチベーションの引き上げだ。三井住友銀行は、早ければ2020年から一般職と総合職を統合する検討に入った。4月に従業員組合に改革案を提案し、説明会を重ねるという。狙いは「デジタル時代にふさわしい人材の育成」だ。 

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