赤字覚悟でイベリコ豚麺 飲食店に「二毛作」が増えるナゼ

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赤字覚悟でも提供する理由は…

 最近の飲食店は「二毛作」が浸透しつつある。それぞれの時間帯でターゲットを変えることで、店舗を有効活用するためだ。有名なのはサントリーとUCCが共同出資して創業した「プロント」か。昼間はコーヒーショップ、夜はショットバーと業態を変えることで異なる客層をつかんで業績を伸ばしてきた。

 他にもイタリアン×カレー、デザート専門店×フレンチ、ちゃんぽん屋×立ち飲みなど例を挙げればキリがない。ただ、これほどおいしいラーメンが提供できるなら「イベリコラーメン」の専門店をオープンした方が手っ取り早いような気もする。

「実はランチのラーメンは完全なサービス品なのです。チャーシューのイベリコ豚はフライパンで表面を香ばしく焼き固めてから2~3時間煮込むため、時間も手間もかかります。赤字覚悟で限定20~30食ほどで提供させていただいております。まずイベリコラーメンのおいしさを知っていただくことで、夜の『イベリコ豚しゃぶしゃぶ』に関心を持ってもらうことが我々の狙いです。系列グループがスペインワインやスペイン食材を輸入している専門商社なので、最終的に何らかの形で還元されるかもしれないという考えもあります」(前出の伊藤店長)

 イベリコ・バル門仲はフランチャイズパッケージのモデル店舗だといい、現在FC店を募集中だという。たしかにランチのラーメンを通じてイベリコ豚の“滋味深さ”が広く知れ渡れば、応募する人も増えそうだ。

 (取材・文=岩瀬耕太郎/日刊ゲンダイ)

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