サンダース・ショックに襲われた米ユナイテッドヘルス
まさに、ショック安の“大安売り”である。NYダウは激しい乱高下を繰り返している。
9日は2013ドル安の下落幅を記録、それが10日は一転し、1167ドル高の上昇幅(急騰)を演じた。12日は、2352ドル安と過去最大の値下がりだった。いや~、忙しい。年初以来のマーケットはコロナショック、サンダース・ショックに加え、オイルショックだ。今回のオイルショックはかつてのケース(中東戦争→供給不安)と異なる。
協調減産失敗による原油価格の急落(1バレル=30ドル割れ)が産油国の財政を圧迫。オイルマネーがSWF(政府系ファンド)の圧縮(株式売り)に動くのではないか、と危惧されている。もちろん、世界景気の後退は原油需要を減少させるだろう。
これはコロナショックの余波だ。ちなみに、サンダース・ショックとは急進左派のバーニー・サンダース候補の躍進をイヤ気したもの。