自粛特需を享受 コロナ後も期待できる段ボールのレンゴー
もともと段ボール箱の用途は食品用が5割以上を占める関係で好不況に左右されにくい。またネット通販の特需は一時的だとしても、通販向け段ボール需要の増加傾向は当面継続するとみていいだろう。
もちろん、新型コロナで自動車部品などの産業用需要が大きく後退したため、差し引きで売り上げはほぼ横ばいにとどまっている。
今期の最終利益は280億円(0・8%増)と3期連続で過去最高益を更新する見込みだが、かなり控えめな予想と言える。
株価も好材料出尽くしでいったん売られたものの、大幅減益予想の企業が大半を占める中で、最高益更新見通しの同社の再評価余地は大きいと言えるだろう。