宮田律
著者のコラム一覧
宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

イラン“反米強硬派”政権誕生はトランプ前大統領の負の遺産

公開日: 更新日:

 イラン大統領選は大方の予想通り保守強硬派のライシ師が当選した。大統領選挙の候補者たちは、最高指導者の影響下にある護憲評議会の資格審査でふるいにかけられ、イスラム共和国体制にとって好ましい人物しか選挙に立候補できない仕組みになっている。ハメネイ最高指導者など体制の中心にいる人々は、その時々で体制を安定させる人物が次期大統領に選出されるような工夫を行っていることは間違いない。

 イラン政治は、大きく分けてハメネイ最高指導者やライシ師などイラン革命の原理原則に忠実な保守強硬派、「文明間の対話」を説き、米国との関係修復に動いたハタミ元大統領(在任1997~05年)などの改革派、その中間にあるロウハニ大統領のような「保守穏健派(中道派)」に分けられる。いずれも1979年のイラン革命で成立したイスラム共和国体制を支持するが、そのアプローチにおいて異なっている。イラン政治の各派の機能は、中選挙区制時代の自民党の派閥をイメージすればわかりやすいだろう。

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