地球の歩き方 新井邦弘社長(1)コロナ禍の打撃を受け新会社が事業を引き継ぐ
そんな中、SNS上に、「『地球の歩き方』が本気で生き残ろうとしているぞ」という声が上がるようになる。
これを機に、「『地球の歩き方』がなくなっては困る。頑張れ」「次の旅選びの参考にテーマ別の本を読んでみよう」などという応援メッセージが拡散されていったのだ。
「これで、何とか食いつないでいけるかなと、光が見えてきたように感じました」
その後も、さまざまな雑学本を出版していく。
中でも、「地球の歩き方 JOJO ジョジョの奇妙な冒険」や、新井の古巣でもあるミステリーマガジン「ムー」編集部と組んだ「地球の歩き方ムー 異世界の歩き方」といったコラボ企画本は大ヒットとなったのだった。 (つづく)
(ジャーナリスト・林美保子)
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