地球の歩き方 新井邦弘社長(1)コロナ禍の打撃を受け新会社が事業を引き継ぐ

公開日: 更新日:

「地球の歩き方」シリーズは44年前に誕生して以来、“旅のバイブル”として、圧倒的な人気を誇るガイドブックだ。

 約160の国と地域を網羅するとともに、豊富な情報量で海外旅行者に愛用されてきた。

 新井は学生時代、バックパッカーとして、中国やヨーロッパ、北アフリカ、中東を放浪した体験を持つ。3回にわたる旅の期間を合計すると1年に及ぶ。

 その時に携えたガイドブックも、「地球の歩き方」だった。

 ガイドブックを出版する会社のトップとしてはうってつけの人材だと言えるが、「地球の歩き方」編集部の生え抜きではない。

 学研グループで「歴史群像」の編集長やグローバル戦略室長を務めてきた新井にとって、地球の歩き方の社長就任は、まさに降って湧いたような話だったという。

「地球の歩き方」は長きにわたり、ダイヤモンド・ビッグ社が出版してきた。

 しかし、新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、海外旅行関連の事業環境が大きく変わってしまう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 4

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑

  3. 8

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  4. 9

    米国が「サナエノミクス」にNO! 日銀に「利上げするな」と圧力かける高市政権に強力牽制

  5. 10

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性