崩れたXmasケーキ問題《高島屋だけが悪い?》監修・製造・配送…責任の所在が大議論に

公開日: 更新日:

 ECサイト経由の食品トラブルとしては、「スカスカおせち事件」を思い出した人も多かったようだ。2010年12月末に共同購入型クーポンサイト『グルーポン』を通じて横浜のカフェ『バードカフェ』が販売したおせちを購入したら、中身が広告と違ってスカスカで苦情が相次いだ事件だ。

 当時、グルーポン・ジャパンが購入者に販売金額の1万500円の返金と5000円相当のお詫びの品を渡して、決着がついた。

「食品の通販は中身が崩れていたり、広告と内容が違ったりする以外に、温度管理などによる食中毒のリスクもあります。今回は高島屋なので補償が出ないことはないでしょう。一般的には、体力のない販売元で泣き寝入りするケースは少なくない。通販の場合は、顔なじみの店ではないでしょうから、販売業者は体力のある会社を選ぶのが安心です。それだけではなく、不快な思いをしないためにも、製造や配送元なども口コミで過去にトラブルがなかったかといったチェックもリスク回避には必要です」(山口宏弁護士)

 通販は便利な一方、リスクも考えなければならない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"