崩れたXmasケーキ問題《高島屋だけが悪い?》監修・製造・配送…責任の所在が大議論に

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 ECサイト経由の食品トラブルとしては、「スカスカおせち事件」を思い出した人も多かったようだ。2010年12月末に共同購入型クーポンサイト『グルーポン』を通じて横浜のカフェ『バードカフェ』が販売したおせちを購入したら、中身が広告と違ってスカスカで苦情が相次いだ事件だ。

 当時、グルーポン・ジャパンが購入者に販売金額の1万500円の返金と5000円相当のお詫びの品を渡して、決着がついた。

「食品の通販は中身が崩れていたり、広告と内容が違ったりする以外に、温度管理などによる食中毒のリスクもあります。今回は高島屋なので補償が出ないことはないでしょう。一般的には、体力のない販売元で泣き寝入りするケースは少なくない。通販の場合は、顔なじみの店ではないでしょうから、販売業者は体力のある会社を選ぶのが安心です。それだけではなく、不快な思いをしないためにも、製造や配送元なども口コミで過去にトラブルがなかったかといったチェックもリスク回避には必要です」(山口宏弁護士)

 通販は便利な一方、リスクも考えなければならない。

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