「マイナ保険証」普及拡大へ支援金倍増でも…現場医師の批判は止まらない

公開日: 更新日:

 全国の保険医が加盟する全国保険医団体連合会が6月21日に発表した、全国1万件の医療機関への「マイナ保険証による医療現場のトラブル調査」によると、「無効・該当資格なし」と表示された医療機関は66.3%に上った。オンライン資格確認システムの不具合が原因で、保険証原本とオンライン上のデータの相違が多く、数カ月以上反映されていないケースが多発しているのだ。また、マイナンバーカードを読み取る顔認証付きカードリーダーの不具合でマイナ保険証の読み取りができなかったケースが48.4%など、トラブルが止まらない状態が報告されているのである。

 マイナ保険証の利用には、オンライン資格確認システム、顔認証カードリーダー、さらには電子カルテもいずれ必要になる。現場の医師が言う。

「こうした機材の導入は現在全て自己負担です。厚労省の支援金で賄える金額ではありません。そこまでするメリットは現場の医師にはありません」

■暗証番号を覚えていない高齢者も

 さらに、「現行の健康保険証の資格確認は月に1回ですが、マイナ保険証は受診の都度必要です。また、高齢者は顔認証が難しく、エラーが出れば暗証番号が必要ですが、覚えていない患者が多く、保険証の提示に戻ることが多いんです」。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希の選手会脱退に「情けないし、寂しい」 球界に広がった“第2の朗希”への危機感

  2. 2

    (1)阿部監督の暴行事件は巨人にとって“渡りに船”だったか…異様に早い「解任判断」の裏側

  3. 3

    ドジャース大谷6年連続オールスタースタメンに暗雲…建国250周年の地元票が生む“フィリーズ包囲網”

  4. 4

    中傷動画疑惑に「ナメプ」連発の高市首相に大打撃! 共同通信の作成者証言報道を皮切りにメディア総攻撃開始

  5. 5

    「ペチュニア」と「キンギョソウ」が見頃を迎えた花と緑のテーマパーク「東京ドイツ村」入場券を5組10人にプレゼント

  1. 6

    セクシー女優・藤咲まいが「台湾売春」で逮捕 高額ギャラの裏側にある“ホスト沼”の存在

  2. 7

    「ベンチ裏で泣いた」佐々木朗希に囁かれたメジャー適応力への不安…野茂英雄との決定的な違い

  3. 8

    東京都内の選挙で自民また手痛い負け…「リベラル一掃を」と鼻息荒かった杉並区長選も暗い先行き

  4. 9

    佐々木朗希がゴネた末の契約合意 この時すでに米挑戦は“既定路線”になっていた

  5. 10

    高市首相の閉鎖ブログに残された「不都合な真実」…国会で大見得《過去に週刊誌を訴えた》は虚偽なのか?