河野太郎氏の「突破力」自民党内で炸裂か…総裁選出馬会見でブチ上げ「裏金返納」発言で波紋

公開日: 更新日:

 毒を以て毒を制す――というのか。9月12日告示、27日投開票の自民党総裁選に現職閣僚として初めて出馬表明した河野太郎デジタル相(61)が会見で突然ブチ上げた「裏金返納」発言を巡り、党内で波紋が広がっている。

 26日に国会内で記者会見した河野氏は、派閥の政治資金パーティーの裏金事件の対応について、「検察が調べて分からないものを真相究明するのは難しいが、書類を訂正したら終わりというのは国民の理解を得られない」と指摘。その上で、関与した議員に対し、「(政治資金収支報告書への)不記載額の返納を求める」と踏み込んだ。

 自身のX(旧ツイッター)に寄せられる批判的な意見を片端から拒否することから「ブロック太郎」と揶揄され、大臣会見や国会答弁で見せる子供じみた態度や、上から目線で相手を小ばかにした物言いで世論批判が絶えない河野氏。だが、メディアが持ち上げる「突破力」によほど自信があるのか、その矛先は裏金事件へ向いたようだ。

■安倍派議員は「返せという考えは、我々としては理解できない」とカンカン

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 2

    中学受験で慶応普通部に進んだ石坂浩二も圧倒された「幼稚舎」組の生意気さ 大学時代に石井ふく子の目にとまる

  3. 3

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  4. 4

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    中日からFA宣言した交渉の一部始終 2001年オフは「残留」と「移籍」で揺れる毎日を過ごした

  2. 7

    有本香さんは「ロボット」 どんな話題でも時間通りに話をまとめてキッチリ終わらせる

  3. 8

    巨人は国内助っ人から見向きもされない球団に 天敵デュプランティエさえDeNA入り決定的

  4. 9

    放送100年特集ドラマ「火星の女王」(NHK)はNetflixの向こうを貼るとんでもないSFドラマ

  5. 10

    佐藤輝明はWBC落選か? 大谷ジャパン30人は空前絶後の大混戦「沢村賞右腕・伊藤大海も保証なし」