タイミー 小川嶺代表(1)新しい働き方「スポットワーク」のトップランナー

公開日: 更新日:

 人手不足が深刻化する日本の労働環境下では、このコンビニオーナーのような状況は今後も増えていくのではないかと、小川は思った。

 一方、街を歩いていると時間に余裕がありそうな人はいっぱいいる。

「好きな時間に働きたいワーカーと、人手不足に悩む事業者を結びつけることができれば、かなりの需要があるのではないだろうか」

 そんな思いつきが、スポットワークのマッチングサービスを立ち上げる起点となった。

 自分がアルバイトをこなす中で感じたのは、応募する際の手間のわずらわしさだった。

 単発のバイトでさえ、登録会や面接に臨み、前日には確認の電話がかかってくるというような段階を踏むことが多い。バイト代が振り込まれるのも翌週や翌月末になる。無駄が多いように感じ、「アプリを使えば簡単なのに」と思った。

 そこで考え出したのが、すべてがアプリ上で完結するシステムだ。

 面接も履歴書も必要なく、雇用契約もアプリを経由して結ぶことができる。バイト代も仕事が終わった時点でアプリに反映され、いつでも銀行口座から引き出せる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは