フジ・メディアHD株が異様高騰の背景…6月株主総会はホリエモンとのバトル再燃期待し大荒れ確実

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 しかも来週2月5日には第3四半期決算の発表を控えるタイミングだ。CM収入減に伴う通期業績予想の下方修正を見込んだ投資家が、株価急落を期待して「空売り」を仕掛けたものの、想定外の高騰に慌てて損切り――。この買い戻しによる株価上昇(踏み上げ)を狙い、投機筋があえて買い手に回っている可能性もあるという。

「裏付けるように、フジHD株の信用取引残高は膨張しています。ただ、目を引くのは売買高。つまり売買取引された株数は連日、東証プライムの上位に位置する大商いです。今のところ、海外投資ファンドに買い増しの動きはなく、投資目的よりも単に株主になりたがっている個人投資家が、相当な数に上るとみています。というのも、ホリエモンこと堀江貴文氏がSNS上でフジHD株を買ったことを公表し、6月の株主総会に出席して経営責任を追及しようと呼びかけているのです」(市場関係者)

 フジHDの最低売買単位、いわゆる単元株は100株。現状は20万円ほどで株主総会に参加できる計算となる。ホリエモンにとって、フジHD取締役相談役の日枝久氏は、約20年前のニッポン放送買収騒動で対峙した因縁の相手である。

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