大阪万博「ガス引火」の懸念は消えず 西ゲート付近喫煙所は設置断念も、たばこポイ捨てで…専門家が警鐘

公開日: 更新日:

 ガスへの懸念はぬぐえず「たばこを吸ったら爆発」なんてことになりかねない。間もなく開幕(4月13日)する大阪・関西万博の会場のことだ。

 万博会場内は完全禁煙だが、会場外に喫煙所を整備する。東西2つある入退場ゲートのうち、大阪メトロ中央線・夢洲駅に近い東ゲート付近に2カ所設けられ、収容人数は計約400人。一方で、シャトルバスが発着する西ゲート付近は、可燃性のメタンガスが発生しやすいことから、予定されていた喫煙所の設置を断念した。

 もともと、西ゲート周辺は一般・産業廃棄物などを埋め立てたエリアだ。昨年3月には同じエリアの建設現場で爆発火災が発生。メタンガスに引火したものとみられる。事故を受け、日本国際博覧会協会は会場内に換気設備を設置するなど対策を施したが、その効果について建築エコノミスト・森山高至氏はこう疑問を呈する。

「埋め立て地の工事では、メタンガスが放出される場所を把握したうえで、適切な位置にガス抜き管を埋め込み、滞留を防ぐものです。爆発リスクから喫煙所設置を断念したのは、いまだに万博会場では適切なガス抜き処置が行われていない恐れがある。ただの埋め立て地だった夢洲での万博開催が2018年に決まり、ガス放出の場所を十分に把握しないまま、拙速に工事を進めてしまった懸念は残ります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深