ANAの空飛ぶタクシー「安全ソフト」標準化への期待と危惧

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 最大の課題は、安全の確保だ。メディアはあまり目を向けていないが、地上には長年積み重ねてきた走行ルールがあるが、空には飛行機のためのルールがあっても「空飛ぶ車」には白紙状態だ。早くルールを整備しないと、それぞれが勝手に飛べば事故は多発する。

 危険じゃないか。

 そうだ。ANAと米企業は技術的な安全対策だけでなく、空を飛ぶ車のための「空間交通法」を監督当局とともにつくる必要がある。でも、そういうソフト面とハード面の双方で世界の最先端をいくことができれば、そのノウハウは各国の手本となり、世界のデファクトスタンダード(国際標準)になれる。

 それが大きい。情報や通信のハード、ソフトのデファクトで米国勢に牛耳られてきた経済界には、そこに期待する声がある。逆に「手本になるようなルールづくりが間に合わないで始めたら、危険だ」との危惧も聞く。

 ANAも手抜かりはないだろう。「空飛ぶタクシー」は2年後くらいにサービスを始めるのが目標だそうだ。期待半分・心配半分ではなく、期待9割で待ちたいね。

(構成=竜孝裕/ジャーナリスト)

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