ヤマダ&エディオン経営統合で売上高は2.4兆円規模に SPAで人口減少の波を乗り越えられるのか
アパレル業界ではユニクロ、家具業界ではニトリがSPAで成長
経営統合によるシナジーについて両社は、スケールメリットによる調達コストの削減や、顧客データの統合によるPB(プライベートブランド)商品の開発力、リフォーム事業の強化などを挙げている。
中でも目玉はPB強化だという。PBを含むヤマダHDのオリジナル商品は売り上げの11%を占め、エディオンのPB比率は3割を超える。
「量販店は同じメーカー品を扱う薄利多売ビジネスなので、仕入れ力だけがものをいう商売。調達コスト削減のために再編が進んだ。競争が激しくなる中、各社は差別化や利益率改善を目的としてPB強化などSPA(製造小売業)化に取り組んでいる」(前出の関係者)
コジマやソフマップを子会社化したビックカメラは20年ごろからPBに注力。並立していた3ブランドを今年4月、「ビックアイデア」に統合した。「エルソニック」を展開する業界2位のノジマは、日立の家電事業買収を発表しており、家電の企画・製造を強化する構えだ。
アパレル業界ではユニクロ、家具業界ではニトリがSPAで成長し、競合他社も後に続いた。量販店業界でも同じ潮流が生じている。“東西”の統一で人口減少の波を乗り越えられるか、ヤマダ・エディオン統合後の戦略に注目が集まる。
(山口伸/ライター)
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