埼玉高速鉄道、岩槻まで延伸へ、周辺整備に早くも出てきたマンション建設のウワサ

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浦和美園では子育て世帯が何と13倍に

 さいたま市の清水勇人市長が一転して延伸に回ったのは、若い人の転入が増加し、周辺地域の人口が増えたことが追い風になり、採算性などをクリアできる見通しになったためだ。

 現在の営業区間のうち川口市とさいたま市に属する沿線7駅から1キロ圏内の人口は2000年の14万8000人から20年は20万6000人と4割増だ。浦和美園駅は、この間の人口が約1万5000人と約6倍に増加。そのうち0~6歳の乳幼児がいる子育て世帯数は何と約13倍だ。人口の増加に伴って1日の輸送人員は、浦和美園駅で1845人(01年度)から1万2888人(24年度)と約7倍にハネ上がっている。SRが沿線住民の足として定着していることは間違いない。

 沿線自治体の成長にも後押しされる延伸計画は浦和美園駅-東武アーバンパークライン岩槻駅間の約7.2キロの整備が先行し、最終的にはJR宇都宮線蓮田駅までの延伸が予定されている。

 先行区間では、埼玉スタジアム駅(臨時駅)、中間駅、岩槻駅がそれぞれ新設されるほか、駅周辺の整備も進む。27年4月に鉄道施設の整備が始まり、41年4月の開業を目指すという。

 では、延伸で誕生する中間駅などの周辺整備はどうなるのか。中村氏が続ける。

「まず岩槻駅周辺は東武アーバンパークラインと埼玉高速鉄道の鉄道結節点となることから、延伸による地域のポテンシャル向上を見据え、鉄道結節点にふさわしい街のあり方やハード・ソフト施策の方向性を『まちのあり方ビジョン』として今年1月に、また中間駅に関しては『地下鉄7号線中間駅まちづくり方針改定版』として同月に取りまとめてそれぞれ公表しています」

 3駅はすべて新設されるといっても、岩槻は東武アーバンパークラインの駅があり、埼玉スタジアム駅は大規模スタジアムをかかえる。開発のインパクトが大きいのは、中間駅だろう。

 中間駅まちづくり方針改定版によると、駅予定地はさいたま市岩槻区浮谷地内外の約120ヘクタールを想定。20年度の土地利用分布によると、畑が3割、住宅地が2割で、目白大学岩槻キャンパスのほか、小学校3校と中学校2校もあり、学生や子供も多いエリアになっていて、整備計画では定住人口1万人を想定する。

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