埼玉高速鉄道、岩槻まで延伸へ、周辺整備に早くも出てきたマンション建設のウワサ
中間駅を中心に内側から商業施設、住宅を
具体的には、駅を中心に徒歩10分圏内=半径800メートルを対象エリアとして、駅前に商業施設や子育て施設、福祉施設などを複合施設として誘致。鉄道の高架下もにぎわい空間として利用する。
その周りに住環境のマンションや戸建てを配置。エリア外の農業エリアと接する外側には緑があふれるゆとりある戸建てを置き、既存の田園風景や里山風景とのつながりをもてるようにする。もともと自然豊かな土地のため、歩行者空間や滞留エリアにも緑地を十分設ける方針だという。
その一方、県道沿いや国道16号に近いところは産業エリアとし、企業の誘致を狙う。近くには東京電力岩槻変電所があることから、多くの電力を必要とするAI関連企業や研究所などを期待しているようだ。
岩槻駅では、単なる乗換駅としてスルーされないように、歩行者が駅前や周辺を見て回りたくなるように駅前広場をにぎわいの場として再整備し、商店街や観光スポットへの誘導を図る。岩槻を訪れる人が増えると見込まれるため、安全確保も進め、行きたくなる場所を増やすという。
整備計画の詳細はこれから決まるが、鉄道の新設や延伸は沿線の資産価値を押し上げる。
たとえば、つくばエクスプレスが開業すると、流山おおたかの森駅をはじめ子育て世帯の人気を集め、人口が拡大。平均的な不動産価格の上昇を上回って周辺地価が上昇するエリアが相次いでいる。SRが延伸する周辺もその期待がかかるだろう。
そこで地元の不動産屋に聞いてみると……。
「埼玉高速鉄道が岩槻まで延びることは地元の人間にとっても、この周辺の人間にとっても大きな出来事ですから、皆さん関心を持っているようです。われわれ不動産関係者も同様です。しかし、実際に形になるのは10年以上も先の話。あそこにマンションができそうだというウワサはポツポツ聞こえてきますが、具体的な話はこれからでしょう。まずは県や市の動きを注意深く見守っていきたいですね」
慎重な口ぶりだが、早くもマンション建設が話題になるとは、“先行投資”を狙う人もいるのだろう。今後の盛り上がりに注目だ。



















