備蓄米15万トン買い戻しは「遅いし足りない」 高市首相“やってる感”に募る農家のイラ立ち
鈴木農相が6月上旬、早期買い戻しを官邸側に打診すると、高市側は強く難色を表して拒否。その後も買い戻しへの動きは鈍かった。
「鈴木農相よりも農林族では先輩格にあたる江藤元農相が官邸側と改めて交渉しても、あえなく撃沈。結局、農林族のドン、森山前幹事長が官邸に働きかけて、ようやく8月末に買い戻しを検討するとの言質を引き出したようです」(農水省担当記者)
■大量離農でコメ騒動再燃も
とはいえ、コメ業界には「遅すぎる」決断だ。JAが集荷時に前もって生産者に払う概算金は、7月中旬から順次提示される。その前に備蓄米の買い戻しを発表、需給の引き締めが期待されていたからだ。
「正直、後の祭りだし、対応が後手と言わざるを得ません。そもそも15万トン程度の買い戻しでは、そこまで市場に影響はないと思います。それくらい、コメがダブついているのです。“とりあえず対応した”といった感じで、高市さんの農政に対する本気度がまったく見えません。このまま米価が下落し続ければ、米作を維持できなくなる生産者は増えるいっぽうです」(コメ卸売関係者)


















