鼻炎の経済損失は年10兆円! OTC類似薬「保険外し」が現役世代を直撃する…花粉症患者は月1500円の負担増
〈現役世代を中心とした保険料負担を軽減していくため、日常的な医療に用いる、「OTC医薬品と類似の医療用医薬品」の保険給付の範囲を見直します〉
政府が来年3月に導入する方針の「OTC類似薬の一部保険除外」について、高市首相は今月22日、自身のXにこう投稿した。「現役世代の負担軽減」を強調しているが、保険外しによる負担増は働き盛りの世代にモロ直撃だ。
そもそも、OTCの保険外しによって得られる保険料負担の軽減効果は、保険加入者1人あたり月30円程度。吹けば飛ぶような“効果”しかないうえ、保険外しに伴う追加料金(薬剤費の4分の1)が発生することにより、むしろ負担増になるケースも出てくる。全国保険医団体連合会によれば、花粉症患者が内服薬1種類と点眼薬、点鼻薬を処方された場合、月1500円の負担増になる可能性があるという。
追加料金を課されない配慮対象者は、今のところ①がん患者②難病患者③国の公費負担医療の対象者④入院患者⑤処置・手術などの一環の処方⑥医師が長期使用などが必要と認める場合(通年処方)──の6類型。関節リウマチや花粉症、アトピー性皮膚炎など、慢性症状を抱える患者であっても基本的に配慮対象外。外用薬は保湿剤を除いて対象外、内服薬は通年処方のハードルがあることを踏まえれば、配慮対象はかなり限定的と言える。


















