阪神・藤川監督が“勝負手”異例の解禁 工藤泰成「4連投4セーブ」で宿敵巨人にトドメ
宿敵にトドメを刺すためなら、4連投も辞さなかった。
30日の巨人戦の九回、阪神の工藤泰成(24)の名前がコールされると、満員の甲子園球場が大歓声に沸いた。
27日の中日戦から実に4日連続となるマウンド。2死満塁から1点を失ったものの、160キロ台の剛速球を連発して今季8セーブ目をマークした。4日間すべてでセーブを挙げる守護神の獅子奮迅の活躍で巨人に3連勝。優勝マジックを21とした。
工藤はお立ち台で、「少し疲れはありましたが、気持ちで行くしかないと思って投げた」と汗をぬぐった。近年のリリーフ起用は3連投すら自重するケースが多い中、現役時代にセ・リーグタイ記録の「10連投」を経験している藤川監督は、異例の4日連続登板となった工藤について、「ジャイアンツとの対決は特別なもの。工藤を含めてそれだけの練習量をこなしてきている。下半身でしっかりリードして投球できていますから、勝負強さも備わってきてよく頑張ってくれました」と称えた。
「通常なら疲労を考慮して工藤を休ませても不思議ではない。それでも4連投を解禁したところに、藤川監督の執念がにじみます。残り29試合、1.5ゲーム差で迎えたこの首位攻防3連戦は、巨人を一気に突き放せる最後のチャンス。勝負手を解禁した格好です。そもそも藤川監督は、救援投手の連投に関して比較的積極派です。同じ救援の木下里都(25)も前日の29日まで3連投していたし、昨季は石井大智(29)が開幕直後の4月上旬に3連投していますから」(コーチ経験のある球団OB)


















