高野孟
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高野孟ジャーナリスト

1944年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。02年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」(池上彰らと共著)、「沖縄に海兵隊は要らない!」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」(孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

安倍首相が陥りそうな「バカのクレバス」

公開日:  更新日:

 先週、旧知の米国人アジア専門家が、米中両国が何としても北朝鮮の核開発にストップをかけようと躍起になっている時に、安倍政権が“拉致”を最優先にしてさっさと経済制裁の一部解除に踏み切ったことに疑問を呈しているということを伝えた。彼の話には、さらに続きがある。

「アベは、集団的自衛権解禁を説明する事例として『北のミサイルが米本土に向けて発射されたときに日本がそれを撃ち落とさずに見過ごしていいのか』という話を今も持ち出しているのか?」

 その通りだ。

「北が仮に米本土を狙うICBMの開発に成功したとして、そのミサイルは北極に向かって撃ち出されるから、日本列島はおろか、日本海も通らないんだ」

 かつて安倍はそのことを知らず、盛んに“米本土”と言っていたが、誰かに間違いを指摘されたのだろう、最近は“ハワイ、グアム”と言っている。

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