伊原局長ピリピリ “モノ別れ”を印象づけただけの日朝協議

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「じれったい思いでいっぱいです」(横田早紀江さん)――。被害者家族の不満表明も当然だ。

 29日、中国・瀋陽市内のホテルで開かれた日朝協議。日本政府は拉致被害者らの再調査の進捗状況を確かめるはずだったが、まるで成果なし。逆に「モノ別れ」を印象付けるセレモニーになってしまった。

 なぜ「夏の終わりから秋の初め」に予定されていた再調査の初回報告は遅れているのか。その詳細な説明を受けるため、日本政府が開催を呼びかけた今回の外務省局長級協議。開始前、現地同行の外務省職員は「こんなに急に決まるとは思っていなかった。北朝鮮からの伝達後、次回協議はしばらくないと考えていた」と記者団に打ち明けていたが、昼休みを挟んで計4時間半に及んだ協議で、北は準備不足の日本の足元を見るように“ゼロ回答”だった。

 協議終了後、宋日昊・大使には「今回は(拉致再調査を担う)特別調査委の報告をする場ではない。双方の合意内容を確認する作業をしただけ」と開き直られる始末。肝心の初回報告がいつになるのか、日本政府は言質を得ることはできなかったようだ。

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