誰かと一緒に食事をするだけで「栄養」も「心」も満たされる!?
人口の高齢化や世帯構造の変化によって、「孤食」(1人だけで食事をしている状態)をする高齢者は増加しています。
食事は、栄養やエネルギーを補給するだけでなく、他者とのコミュニケーションなどを介して、精神的な幸福感を高める役割があります。そのため、孤食は食事の楽しみや食欲の低下をもたらし、多様な食材を摂取することを妨げる要因となります。
食事を通じたコミュニケーションや楽しみを失うことはまた、うつ病など健康上のリスクを増加させる可能性も指摘されていました。
そのような中、孤食と栄養摂取やうつ病との関連性を検討した研究論文が、栄養学や食品科学を扱う学術誌の電子版に2026年7月13日付で掲載されました。
この研究では、高齢者における孤食と栄養状態、そしてうつ病リスクの関連性を検討した研究論文を網羅的に収集し、各研究で報告されているデータを統計学的に統合解析(メタ分析)しています。2025年12月までに報告された21件の研究データが分析に含まれました。
その結果、孤食をしていた人と比べて、孤食をしていない人では、1日当たりのエネルギー摂取量が109.51キロカロリー、1日当たりの肉や魚の摂取量が21.28グラム、統計学的にも有意に多いことが示されました。


















