著者のコラム一覧
青島周一勤務薬剤師/「薬剤師のジャーナルクラブ」共同主宰

2004年城西大学薬学部卒。保険薬局勤務を経て12年9月より中野病院(栃木県栃木市)に勤務。“薬剤師によるEBM(科学的エビデンスに基づく医療)スタイル診療支援”の確立を目指し、その実践記録を自身のブログ「薬剤師の地域医療日誌」などに書き留めている。

誰かと一緒に食事をするだけで「栄養」も「心」も満たされる!?

公開日: 更新日:

 人口の高齢化や世帯構造の変化によって、「孤食」(1人だけで食事をしている状態)をする高齢者は増加しています。

 食事は、栄養やエネルギーを補給するだけでなく、他者とのコミュニケーションなどを介して、精神的な幸福感を高める役割があります。そのため、孤食は食事の楽しみや食欲の低下をもたらし、多様な食材を摂取することを妨げる要因となります。

 食事を通じたコミュニケーションや楽しみを失うことはまた、うつ病など健康上のリスクを増加させる可能性も指摘されていました。

 そのような中、孤食と栄養摂取やうつ病との関連性を検討した研究論文が、栄養学や食品科学を扱う学術誌の電子版に2026年7月13日付で掲載されました。

 この研究では、高齢者における孤食と栄養状態、そしてうつ病リスクの関連性を検討した研究論文を網羅的に収集し、各研究で報告されているデータを統計学的に統合解析(メタ分析)しています。2025年12月までに報告された21件の研究データが分析に含まれました。

 その結果、孤食をしていた人と比べて、孤食をしていない人では、1日当たりのエネルギー摂取量が109.51キロカロリー、1日当たりの肉や魚の摂取量が21.28グラム、統計学的にも有意に多いことが示されました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎「90歳の選択」…都内の大豪邸からホテル住まいで前向き生活

  2. 2

    (3)阪神・藤川監督の「恐怖政治」に辟易、次々逃げ出す腹心コーチ…試合中の罵声は相手ベンチまで到達

  3. 3

    萩本欽一〈55〉仮死状態で生まれた三男、「視聴率30%と交換してくれ」と星空に願ったら…

  4. 4

    (2)佐藤輝明は阪神から抜け出したかったのか? メジャー挑戦に拍車をかけた“選手管理”への疑念

  5. 5

    【巨人】2026年 戦力外通告選手一覧

  1. 6

    消費税減税法案「衆院スピード通過」の裏にチラつく高市首相“答弁トンズラ作戦”画策の無責任

  2. 7

    ドラフトより気になる巨人「松井秀喜監督誕生」の真偽…阿部前監督のフロント入りは“伏線”だったのか

  3. 8

    (1)忍び寄る“暗黒時代”の足音…リーグ連覇の陰で深刻化した「主砲依存」と極度の育成不全

  4. 9

    【ソフトバンク】2026年 戦力外通告選手一覧

  5. 10

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス