「メジャー挑戦」に規制などバカなことは考えるな。プロ野球には“ずぶとさ”を求めたい
案の定、こんな声が出てきた。
「第2、第3の織田が出てくる」「人材流出で日本球界の形骸化が進む」「ドラフト候補の直メジャーに制限をかけるルールを作るべき」
同じようなことが、野茂英雄が海を渡ったときから言われ、実際に一時期、「田沢ルール」なるものもできた。日本のドラフトを拒否して海外プロ球団と契約したアマチュア選手に対し、高校出身は契約終了後3年間、大学・社会人出身は2年間、ドラフト指名はできないと規制をかけた。当時も「バカなことを……」と思ったものだ。
メジャーがより身近になった今、ルールを作ったところで、より高いレベルで野球をしたいというアスリートの本能は縛れない。契約金、年俸だって日米では比較にならず、ケタ違いの金額で自分を高く買ってくれるメジャーに行くのは自然な流れだろう。
日本プロ野球の形骸化や空洞化など心配する必要はない。少年野球から高校、大学、社会人と続く日本独自の育成システムは世界に例を見ず、人材は必ず出てくる。現に毎年のドラフトで「10年にひとりの逸材」「20年にひとりの逸材」とメディアが書いているではないか。スターは必ず生まれてきた。


















