著者のコラム一覧
木村眞樹子医師

都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科に在勤。総合内科専門医・循環器内科専門医・日本睡眠学会専門医。産業医として企業の健康経営にも携わる。自身の妊娠・出産、産業医の経験を経て、予防医学・未病の重要さと東洋医学に着目し、臨床の場でも西洋薬のメリットを生かしながら漢方の処方を行う。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

健康のため「1日1万歩」はもう古い? 本当に“必要な歩数”とウオーキングの新基準

公開日: 更新日:

 健診で運動不足を指摘されたK男さん(52歳)。「健康のためには1日1万歩」と聞き、帰宅後も歩数を稼ごうと散歩を始めた。しかし、残業の日には達成できず、休日にまとめて歩くと膝が痛む。「毎日1万歩は無理だ」と、次第に歩くこと自体が面倒になってしまった。

 1万歩は目標のひとつだが、届かなければ健康に役立たないわけではない。最近の研究では、それより少ない歩数でも健康上のメリットが示されている。

■「1万歩未満では意味がない」は誤解

 2025年に医学誌「ランセット・パブリックヘルス」に掲載された研究では、1日2000歩の人と比べ、7000歩歩く人は死亡や心血管疾患、認知症などのリスクが低いという関連が示された。研究者は、7000歩を現実的な目標のひとつとして提案している。

 ただし、これは主に観察研究をまとめた結果であり、7000歩で必ず病気を防げると証明したものではない。また、すでに1万歩を無理なく歩いている人が、歩数を減らす必要もない。

 注目したいのは、1万歩という数字に届くかどうかより、今の活動量を少しずつ増やすことだ。

 厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では、成人は1日約8000歩以上、高齢者は約6000歩以上に相当する身体活動を推奨している。これには単なる散歩だけでなく、通勤や買い物、家事など、日常生活でからだを動かすことも含まれる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎「90歳の選択」…都内の大豪邸からホテル住まいで前向き生活

  2. 2

    (3)阪神・藤川監督の「恐怖政治」に辟易、次々逃げ出す腹心コーチ…試合中の罵声は相手ベンチまで到達

  3. 3

    萩本欽一〈55〉仮死状態で生まれた三男、「視聴率30%と交換してくれ」と星空に願ったら…

  4. 4

    (2)佐藤輝明は阪神から抜け出したかったのか? メジャー挑戦に拍車をかけた“選手管理”への疑念

  5. 5

    【巨人】2026年 戦力外通告選手一覧

  1. 6

    消費税減税法案「衆院スピード通過」の裏にチラつく高市首相“答弁トンズラ作戦”画策の無責任

  2. 7

    ドラフトより気になる巨人「松井秀喜監督誕生」の真偽…阿部前監督のフロント入りは“伏線”だったのか

  3. 8

    (1)忍び寄る“暗黒時代”の足音…リーグ連覇の陰で深刻化した「主砲依存」と極度の育成不全

  4. 9

    【ソフトバンク】2026年 戦力外通告選手一覧

  5. 10

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

おすすめ求人情報

Sponsored by 求人ボックス