食品保存料で「高血圧」のリスクが上昇? フランスの大規模疫学調査で結果が報告される
販売されている多くの加工食品には、食品の品質を保ち、食べられる期間を長くするために、食品添加物としてソルビン酸カリウムのような食品保存料や、アスコルビン酸(ビタミンC)のような酸化防止剤が使用されています。
こうした食品添加物に健康上のリスクはないのでしょうか?
今年の心臓病の専門誌に掲載された論文では、フランスでの大規模な疫学調査の結果が報告されています。11万人以上の住民の健康観察を行い、摂取している食品添加物と病気のリスクとの関係を調べたところ、ソルビン酸カリウムなどの保存料は高血圧のリスクを、酸化防止剤のアスコルビン酸は高血圧と脳卒中や心臓病などの心血管疾患のリスクを、共に上昇させるという結果が得られました。
しかし、アスコルビン酸はビタミンCと基本的には同じ成分です。天然にある成分が、どうして生活習慣病のリスクを上昇させるのでしょうか?
天然にある健康に良い成分であっても、人工的に作られた加工食品の添加物として大量に長期間摂取した場合には、本来酸化を抑える成分のはずが、逆に体の酸化ストレスの原因になるのでは、という仮説が唱えられています。
その真偽はまだ不明ですが、食品はなるべくフレッシュな状態で摂取し、人工的に添加物で保存期間を延ばした食品を取るのは最小限度にすることが、健康のためには重要であるのかもしれません。



















