著者のコラム一覧
榊淳司不動産ジャーナリスト・榊マンション市場研究所主宰

1962年、京都生まれ。主に首都圏のマンション市場に関するさまざまな分析や情報を発信。「マンション格差」(講談社現代新書)をはじめ著書多数。

(4)「転売ヤーの春」終焉…投げ売りはすでに始まっている

公開日: 更新日:

 最近の世相を表すワードに「転売ヤー」というのがある。人気のチケットやマニアが喜ぶホビー商品、最新のスマホ機種などを正価で入手し、それにプレミアム分(利益)を乗せて売りさばく、目ざとい人々のことを指すらしい。

 実は、マンションの世界にも「転売ヤー」たちがいる。それも、かなり大掛かりにやっている連中たちである。

 彼らのことを不動産業界内では主に2つのカテゴリーに分類している。

 まずひとつ目は「買い取り再販」の業者たち。

 このカテゴリーでビジネスをやっているのは、比較的規模が大きい不動産業者たちである。何社かは株式公開企業ですらある。

 彼らが扱っているのは中古マンションである。

 大まかには築20~30年以上の「築古」物件を、築数年の築浅物件の相場から3割引きくらい安い価格で買い取り、リフォームを施した上で1割から1.5割の利益を乗せて中古市場で再販売する。

 多少の手間がかかるが、中古物件の売買を仲介するよりも利益は大きい。

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