井上久男
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井上久男ジャーナリスト

1964年生まれ。九州大卒業後、大手電機メーカーを経て92年に朝日新聞社入社。支局勤務を経て95年から経済部記者としてトヨタ自動車や日産自動車、パナソニックなどを担当。04年朝日新聞を退社しフリーに。文藝春秋、東洋経済新報社、ダイヤモンド社など数多く媒体で記事を執筆している。

<第7回>前代未聞 誤報と決めつけられた記者が提訴も

公開日:  更新日:

 朝日新聞はいま、「深刻な問題」を抱え込んでいる。何と福島第1原発の「吉田調書」報道の中心となった記者2人が「人権を傷つけられた」などとして、会社を提訴する動きを見せているのだ。社内の事情通がこう解説する。

「問題となっているのは木村伊量社長が9月11日に『吉田調書』の記事全面取り消しと謝罪をして『関係者を厳正に処分する』などと説明したことです。2人は第三者委員会の『報道と人権委員会』に対して、誤報と決めつけられてしまったことにより、人権や名誉が傷つけられたとして審理を申し立てています」

 アッと驚く展開だが、続きがある。

「そこでの審理が納得いく形のものでなければ、2人は退社して、朝日新聞社を名誉毀損で訴える準備もしています。2人のバックには、小沢一郎氏や『ロス疑惑』などの裁判で無罪を勝ち取った凄腕の弁護士が付いているという話が飛び交っている」というのである。

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