安倍官邸と密約? 橋下徹市長「民間大臣」として入閣プラン
「大阪都構想」の住民投票で大阪市民からノーを突きつけられた橋下徹市長。12月までの市長任期を全うしたうえでの「政界引退」を宣言した。「政治家は僕の人生から終了です」と断言してみせた。
ところが、民間大臣として入閣するという仰天情報が流れている。もともとは改憲を狙う安倍首相が、衆参で3分の2以上を確保するために〈自民・公明・維新〉の3党連立を組む時、橋下氏を入閣させるプランだったという。
「維新とタッグを組み、改憲しようと考えていた安倍首相にとって、橋下氏の政界引退は痛手です。橋下さんがいなくなったら維新の党は、野党色を強めるか、空中分解する可能性が高い。維新が消滅したら、安倍首相の野望は潰えてしまう。そこで、いまの人数を保ったまま、維新の党を野党寄りにしないウルトラCが、橋下さんの入閣だというのです。たしかに、たとえ民間人としてでも橋下さんが入閣すれば、維新は政権寄りになるだろうし、分裂することはないでしょう。むしろ、維新の議員は政権入りを意識し、まとまるはずです」(政界関係者)
すでに、橋下市長と安倍官邸の間では“密約”があるという情報も流れている。菅義偉官房長官が、自民党府連の反発を覚悟して「大阪都構想」を後押ししたのも、橋下市長に“貸し”をつくるためだったという。橋下市長にとっても、政界に影響力を残せる入閣は決して損じゃない。