安全性に懸念のオスプレイ 日本上空は“飛び放題”のカラクリ

公開日: 更新日:

 同じ敗戦国でもドイツは1959年に北大西洋条約機構(NATO)と結んだ協定を改定した。

「低空飛行禁止を定める国内の航空法を米軍機にも適用できるようにしました。また、イタリアでも1998年に低空飛行訓練中の米軍機がロープウエーのケーブルを切断し、ゴンドラが墜落して乗客20人が死亡する事故が起きた。これを機に、アルプス地方の最低飛行高度を150メートルから600メートルに引き上げたのです」(ジャーナリスト・横田一氏)

 米軍は通常、墜落の危険性や騒音などによる住民への悪影響を考慮し、基地周辺の土地利用を禁止する「クリアゾーン」を設けていて、ドイツやイタリアの米軍航空基地にも適用されているが、沖縄の普天間基地ではクリアゾーンに約800世帯が住んでいる。

 しかし、安倍首相は地位協定の見直しに動こうとしないし、元国際政治学者の舛添要一東京都知事も見て見ぬふりを決め込んでいる。16日の定例会見でも横田基地に配備されるオスプレイの危険性について質問が飛んだが、「国の専管事項。知事には権限がない」と逃げた。五輪開催都市の上空を米軍機が自由に飛び回るなんて、欧州人が聞いたらびっくり仰天するはずである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    米国に37歳差カップル誕生 年上彼女は「彼の子供を産みたい!」

    米国に37歳差カップル誕生 年上彼女は「彼の子供を産みたい!」

  2. 2
    「ねえ、あなた。2人で住み込みの管理員をしましょうか」と妻が言い出した

    「ねえ、あなた。2人で住み込みの管理員をしましょうか」と妻が言い出した

  3. 3
    東大刺傷事件 逮捕の17歳少年が「勉強」と題しつづった卒業文集と意外な家庭環境

    東大刺傷事件 逮捕の17歳少年が「勉強」と題しつづった卒業文集と意外な家庭環境

  4. 4
    「ジョブチューン」で有名シェフが難クセ炎上 コンビニ商品の品質はもはやプロの味をしのぐ

    「ジョブチューン」で有名シェフが難クセ炎上 コンビニ商品の品質はもはやプロの味をしのぐ

  5. 5
    黒木華「ゴシップ」低迷で…気になる野村周平の「女ども」発言の影響

    黒木華「ゴシップ」低迷で…気になる野村周平の「女ども」発言の影響

もっと見る

  1. 6
    Netflix「新聞記者」海外でも高評価 現実と同じ不祥事描写に安倍夫妻“真っ青”

    Netflix「新聞記者」海外でも高評価 現実と同じ不祥事描写に安倍夫妻“真っ青”

  2. 7
    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

    山本淳一は「妻をソープ送り」報道…光GENJIの“哀れな末路”

  3. 8
    嵐・松本潤ファンが驚いた映画大ヒットと超細身「スーツのサイズは女性の7号?」

    嵐・松本潤ファンが驚いた映画大ヒットと超細身「スーツのサイズは女性の7号?」

  4. 9
    まさに「老害」…“社長キラー”と呼ばれた旭化成の宮崎輝

    まさに「老害」…“社長キラー”と呼ばれた旭化成の宮崎輝

  5. 10
    東大刺傷事件で逮捕された少年は医学部志望 “神童”でも苦悩しもがく超難関校の過酷

    東大刺傷事件で逮捕された少年は医学部志望 “神童”でも苦悩しもがく超難関校の過酷