元祖「爆弾男」矢野絢也・元公明党委員長が憂う“政治の惨状”

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 矢野の衆院初当選は1967年1月の総選挙だ。この時、34歳。驚くべきは当選後、すぐに衆院25人、参院20人を擁する公明党の書記長に抜擢され、国会質問の初陣では与野党がひっくり返る爆弾質問をかましたことだ。

「自民党の国会対策費追及」で、矢野は「詳細を出せ」「野党工作費ではないか」と迫り、これには自民党よりも社会党が激怒し、大揉めになった“事件”である。矢野は衆院議員になる前は大阪府議だった。その時も「爆弾男」で、午前10時に開かれた総務委員会で夜11時まで質問を続けたことがある。議事録は37ページに及ぶ。31歳の若さだった。創価学会議員が公明政治連盟をつくり、それが公明党になって国政に進出する黎明期とはいえ、そのエネルギーには感嘆する。さて、そんな矢野の40年前、1975年である。

「1973年に田中内閣が小選挙区導入の基本方針を決めるのです。国会審議は止まり、社会、共産、公明3党は小選挙区制粉砕統一行動を取って、ついに法案提出を断念させた。このころは野党も力があったということです。75年は共産党、創価学会相互不干渉10年協定が公表されるんですが、これはなかなか大変でした。そのあと、江公民の大きな動きがありました。社会党を離党した江田三郎氏、公明党の私、民社党佐々木良作委員長で『新しい日本を考える会』を結成したんです。江田さんが『考える会』から参院選に出るはずが、そうならず、突然、亡くなってしまったんですが、痛恨の極みです」

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