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最高裁判決「合憲」根拠も…一票の格差判決スルーする自民党

 これぞ「ご都合主義」だ。衆院憲法審査会に出席した3人の憲法学者がそろって「戦争法案」を「違憲」と切り捨てた事態を受け、火消しに躍起になっている自民党。9日に提示された政府見解の前も、党内で「合憲」とする文書を配った。根拠としているのは、1959年の最高裁の砂川事件判決である。

 安倍首相もG7首脳会議サミット後の会見で、「最高裁判決に沿ったものであるのは明白」なんて威張っていたが、ちょっと待て。最高裁判決を「錦の御旗」に掲げるなら、その最高裁が繰り返し「違憲状態」として是正を求めている衆参の「一票の格差判決」に対し、安倍首相や自民党はなぜダンマリなのか。

「最高裁は10年、13年の参院選を『違憲状態』と断じ、このまま改善されない場合、来夏の参院選は『違憲・当選無効』の判決が出る可能性もあります。本来は今国会中で格差是正のための公選法改正案を成立させる必要があるのに、何も進展していません。自民党なんて、是正どころか、現行制度を正当化するために『少なくとも1人を各都道府県から選ぶ』なんてデタラメな条文を党の憲法改正草案に加えることをブチ上げました。戦争法案をめぐって、中谷防衛相が『法案に合わせて憲法を解釈するべき』と発言したのと同じ発想です」(司法記者)

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