薬のスマホ予約が布石…楽天・三木谷社長が狙う10兆円市場

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医療ビッグデータも蓄積

 楽天が子会社のケンコーコムを通じて、処方薬の受け取りをスマホで予約できるサービスを始めたのは昨年2月。スタートから1年半も経っているが、11日付の日経新聞は「今月下旬に始める」と報じ、薬局での待ち時間が短縮できるとヨイショしてみせた。

 利用者は、スマホで撮影した処方箋をサービスサイト「ヨヤクスリ」に登録。希望時間帯と最寄りの薬局を入力して、その時間に出向けば、薬を受け取れ、自動でおくすり手帳まで作成される。それが待ち時間短縮の根拠だが、このサービスには、商売上手な三木谷浩史社長のしたたかな打算が透けて見える。

「三木谷社長は規制緩和を建前に国を提訴してまで、昨年6月、市販薬のネット販売を実現しました。そこまで薬にこだわる狙いは、ズバリ、処方薬ともっぱらです。市場規模は、市販薬の8000億円を2ケタ上回る10兆円。まだ処方薬のネット販売はできませんが、将来的には先行する米国の流れに沿うはずで、処方薬のスマホ予約はそこにくさびを打つための布石。しかも、医療ビッグデータも蓄積できて一石二鳥なのです」(製薬業界関係者)

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