楽天・三木谷氏は交代指示も…オーナー“現場介入”の危険度

公開日: 更新日:

 それは当然の権利なのか? 楽天・三木谷オーナーの「現場介入」がこのところ問題視されている。

 05年に楽天がプロ野球に新規参入して以降、三木谷オーナーはチーム戦略に口を出し続けている。今では試合前に首脳陣から打順などをFAXで送らせ、試合中に選手交代の指示をすることも珍しくない。長打力のあるペーニャを突然2番に据えて相手バッテリーに配球を変えさせる「奇策」に出たり、「超機動力野球」と評して出塁した選手は誰彼構わず盗塁をさせるのも三木谷オーナーの指示と言われる。この「独裁」に耐え切れなくなった田代富雄打撃コーチは先月30日、シーズン中にもかかわらずユニホームを脱いだ。

 一般にオーナーとは、球団の筆頭株主である企業の代表である。が、三木谷氏やソフトバンクの孫オーナーのように、オーナー企業のトップが巨額の資金を出してチームを持っているケースもある。だからといって毎試合打順をチェックしたり、監督の采配にあれこれ口を出すのはやり過ぎとの声は多い。

 そもそも、楽天会長の三木谷オーナーはJリーグ神戸のチーム編成などにも介入し、現場を混乱させてきた過去がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

    メジャー29球団がドジャースに怒り心頭! 佐々木朗希はそれでも大谷&由伸の後を追うのか

  2. 2
    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  3. 3
    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

  4. 4
    小池都知事の学歴詐称を実名告発(上)カイロ大入学時期の決定的なウソ、本当は語学学校の初級コースに通学

    小池都知事の学歴詐称を実名告発(上)カイロ大入学時期の決定的なウソ、本当は語学学校の初級コースに通学

  5. 5
    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

    巨人にとって“フラれた”ことはプラスでも…補強連敗で突きつけられた深刻問題

  1. 6
    ロッテ佐々木朗希 2試合連続「あえて160キロ未満」でハッキリしたメジャー挑戦の野望

    ロッテ佐々木朗希 2試合連続「あえて160キロ未満」でハッキリしたメジャー挑戦の野望

  2. 7
    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

    佐々木朗希とのただならぬ関係…陰で糸引く「黒幕」は大船渡高時代の韓国遠征まで追いかけた

  3. 8
    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9
    林真理子日大理事長の入学式祝辞 意地悪な人たちも返す言葉がないんじゃない?

    林真理子日大理事長の入学式祝辞 意地悪な人たちも返す言葉がないんじゃない?

  5. 10
    学歴詐称疑惑“偽装メール”入手! 小池都知事がカイロ大声明“捏造”を追及されたのは2度目だった

    学歴詐称疑惑“偽装メール”入手! 小池都知事がカイロ大声明“捏造”を追及されたのは2度目だった