黒塗り部分に9ページ 西川TPP暴露本で分かった交渉の中身

公開日: 更新日:

 交渉過程の情報開示をめぐる与野党の対立などで8日からストップしていた衆院TPP特別委員会が18日、再開した。野党は熊本地震への対応を優先するため審議見送りを求めたが、安倍首相の強い意向で再開。にもかかわらず、相変わらず外交機密をタテに交渉過程の公開を拒否し、安倍首相は「秘密が外に出ていけば(TPPのような)志の高い協定が成就することは不可能だ」とかいうヘリクツで逃げ切ろうとしている。

 しかし、そうは問屋が卸さない。西川公也委員長が出版予定の「TPPの真実―壮大な協定をまとめあげた男たち―」で経緯をつまびらかにしているのだ。

 問題の“暴露本”は28章475ページにわたる。当初から交渉に加わり、大筋合意までの2年8カ月間携わったとする西川委員長は、〈私は閣僚ではありませんでしたが、最後の最後では交渉上の切り札を持っていました〉と断言。TPPをまとめた立役者の自負をプンプンにおわせている。日本側と各国要人が接触した日付や関わった人物が実名で登場。〈関係者との意見交換概要〉〈議員団会談概要〉などと題したペーパー資料もふんだんに盛り込まれ、政府公表資料では真っ黒に塗りつぶされていた2013年9月のブルネイ会合については、〈第8章ブルネイ〉で現地でのやりとりに9ページも割いているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    古谷経衡さんが憂う有権者の劣化 日本の知性の底が抜けた

  2. 2

    故・田宮二郎氏長男 柴田光太郎さん「心臓手術で命を…」

  3. 3

    横浜の誘致表明で…米カジノ最大手が大阪から撤退の衝撃

  4. 4

    G岩隈 ようやく二軍の実戦初登板でも“来季現役続行”のワケ

  5. 5

    史上最低大河「いだてん」に狙いを定めるN国にNHKは真っ青

  6. 6

    視聴率低迷のNHK大河「いだてん」には致命的な見落としが

  7. 7

    横浜市IR誘致表明で始まる“菅長官vsヤクザ”の仁義なき戦い

  8. 8

    水野美紀は新悪女王「奪い愛、夏」で見せる菜々緒との違い

  9. 9

    「カジノではなくF1とディズニーを」“ハマのドン”が激怒

  10. 10

    「特撰すきやき重」完売 吉野家の株主還元は年8000円相当

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る