山尾志桜里氏「みそぎ」の出馬会見で火に油…延々2時間半「すみません」連呼、8年前の不倫報道には“完黙”

公開日: 更新日:

 2時間半ものロングラン会見は時間のムダだった。国民民主党が夏の参院選比例代表に擁立を決めた山尾志桜里元衆院議員が10日、国会内で出馬会見。みそぎムードを醸し、数々の不祥事を詫びたが、2017年に報じられた既婚男性とのダブル不倫疑惑については“完黙”を貫いた。会場に詰めかけた50人以上の報道陣はドッチラケだった。

「当時の自分の行動、対応は極めて未熟だった。8年前の自分には大変なおごりがあった」

 山尾氏が最初に切り出したのは、反省の弁だった。まず「地球5周分」にも及ぶ多額なガソリン代の不正支出疑惑を釈明。「当時の秘書が他人のプリペイドカードの領収書を持ってきて経費精算していた」と主張し、自身は「一切関わっていない」と強調した。

 続けて、JR全線無料の「議員パス」の私用疑惑も釈明。当時は回答拒否など十分に説明責任を果たさないまま時が過ぎたが、ようやく「パスで私的な用事を済ませていたのは事実」と認め、陳謝した。

 しかし、不倫疑惑については歯切れが悪い。「ご指摘を受けた方とは現在、私生活や仕事でも特段の交流はない」とは言うものの、「いろいろな思いの方、立場があります。私が新たに何か話せば、ご迷惑をおかけすることがあると思う。新しく話すことは勘弁いただきたい」とダンマリ宣言だ。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 政治のアクセスランキング

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  3. 3

    高市自維政権で進む病人・弱者切り捨て…医療費削減ありき「病床11万床潰し」すでに3党合意の非情

  4. 4

    最終盤の宮城県知事選は仰天の展開! 高市首相応援の現職vs昭恵さん&参政党支援の元自民議員でデッドヒート

  5. 5

    吉村代表は連日“ドヤ顔”、党内にも高揚感漂うが…維新幹部から早くも「連立離脱論」噴出のワケ

  1. 6

    高市首相が狙う悪夢の“強権官邸”復活…安倍時代の再来へ「経産-警察ライン」で恐怖政治

  2. 7

    吉村代表こそ「ホント適当なんだな」…衆院議席3分の1が比例復活の維新がゾンビ議員削減と訴える大ボケ

  3. 8

    神宮再開発「新秩父宮ラグビー場」公聴会で大混乱…小池都政の横暴に都庁では徹夜で抗議

  4. 9

    また日本中がブラック企業だらけになる…高市首相が案の定「労働時間規制」緩和指示の醜悪

  5. 10

    高市新内閣発足 歴史の暗転か超短命か…本性をあらわにした極右政権の正体と今後(前編)

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  2. 2

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  3. 3

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  4. 4

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  5. 5

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  1. 6

    小泉“セクシー”防衛相からやっぱり「進次郎構文」が! 殺人兵器輸出が「平和国家の理念と整合」の意味不明

  2. 7

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    元TOKIO国分太一の「人権救済申し入れ」に見る日本テレビの“身勝手対応”

  5. 10

    “気分屋”渋野日向子の本音は「日本でプレーしたい」か…ギャラリーの温かさは日米で雲泥の差