国会サボリの甘利氏も真っ青 地元で“落選させる会”が発足
「衆参同日選の相談か」─―。新聞・テレビの政治部記者らに緊張が走った18日の安倍首相と公明党の山口那津男代表の会談。山口代表は会談後、同日選について「話題は出なかった」とトボけていたが、永田町では額面通りに受け取る国会議員は、ほとんどいない。
すでに衆参の議員会館では、メディアが候補者の選挙資料に使う「経歴確認書」を配り始めている。囁かれているのは、安倍首相が消費税増税の再延期を公表→野党が「アベノミクスは失敗」と内閣不信任案を提出→安倍首相が解散、同日選に打って出る――というシナリオだ。そこであらためて動向が注目されているのが、国会をサボりながら、選挙運動をしている甘利明・前経済再生担当相だ。
■同日選に向けて挨拶回り
「甘利さんは同日選を予想し今、選挙区内の支援者らに釈明文をせっせと送っています。地元秘書も『選挙になればよろしく』なんて挨拶回りを始めています」(神奈川・大和市市民)
国会議員の職務をサボタージュしながら、ちゃっかり選挙運動とはフザけた話だが、そうは問屋が卸さない。地元で甘利氏を“落選させる会”が立ち上がったからだ。4月中旬に設立された「戦争法廃止4市共同市民の会」だ。