食料危機、住民感情…運用開始「駆け付け警護」に三重苦

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 陸上自衛隊の南スーダンPKO派遣部隊の「駆け付け警護」の運用が開始されたが、現地の治安状況は国連が「前例のない危険レベル」と警告するほど悪化している。

 多民族国家の南スーダンでは、最大民族ディンカ人が主体の政府軍が少数民族を迫害。これに対抗して10余りの少数民族が反政府組織をつくり、戦闘員は計10万人以上に上る。

 食料危機も治安悪化に拍車をかけている。7月に首都ジュバで政府軍と反政府軍が大規模な戦闘を行って以降、全土に戦闘が拡大。収穫期に農作業ができなかったため、人口の約3割にあたる約360万人が深刻な食料不足に陥っている。

 現地住民の各国のPKO部隊への反感も膨れ上がっている。反政府軍は各PKO部隊を上回る威力の武器を装備しているため、助けを求める住民を置き去りにして逃げるPKO部隊が続出。PKO部隊が支援する政府軍兵士による集団レイプ事件も頻発している。

 こんな三重苦の危険な情勢で、小火器しか持たない自衛隊に、「駆け付け警護」などできるのか。

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