菊池英博
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菊池英博

1936年生まれ。東京大学教養(国際関係論)卒、旧東京銀行を経て文京女子大学(現文京学院大学)経営学部・同大学院教授。2007年日本金融財政研究所所長。近著「新自由主義の自滅」(文春新書)。

菊池英博<特別寄稿2>トランプ最大の政策目標は何なのか

公開日: 更新日:

 英国のEU離脱と米国のトランプ当選を「ポピュリズム(国民の思いつき)」「大衆迎合」などと揶揄する論調がある。しかし、これは大きな間違いだと思う。両国民の選択は少なくとも経済理論に合う行動であり、私は、「さすがに民主主義の元祖の国に新自由主義の弊害を除去しようとする政治家が現れ、国民がしっかりと答えた」と評価する。

 過去三十数年間、世界的に神話のように言われてきたことは、「自由貿易は経済を発展させ、国民の所得を増やす。同時にカネ・ヒト・モノの流れを自由にするグローバル化が国民生活を豊かにする」ということだった。これにグローバリズム(新自由主義)というイデオロギー(1970年代に米国で始まった)が加わり、グローバル神話が拡大。国民は新自由主義に洗脳された経済学者、政治家、体制に迎合し、自由な思考能力を失ってしまったのである。

■新自由主義で国民は不幸になる

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