ふくおかFGと十八銀の統合に待った 公取が地銀を滅ぼす

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 再編で生き残りを探る地方銀行には衝撃だ――。地銀大手のふくおかFGと長崎県が地盤の十八銀行は、10月に予定していた経営統合を無期限に延期する方針を固めた。統合すれば7割を超える長崎県内の融資シェアについて、公正取引委員会が難色を示していて、審査が通るメドが立っていないためだ。今回の公取の強い姿勢は、地銀再編を減速させ、展開次第では地銀が消滅することにもなりかねない。

 麻生太郎金融相は21日の閣議後の会見で「期限を切らないイコール(可能性が)ゼロではない」と統合の可能性を示唆したが、東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏は「もともと今年4月の統合を目指していましたが、1月に半年延期し、今回は無期延期です。よっぽどのウルトラCがないと統合は難しくなった。事実上の“白紙撤回”です」と言う。

 全国14都府県は地銀が3行以上もある。低金利や人口減で厳しい経営環境の中、統合や再編に“活路”を見いだす地銀も少なくない。金融庁も森信親長官を先頭に地銀再編を推し進めてきたが、公取の思わぬブレーキ。地銀はどうなっていくのか。金融ジャーナリストの小林佳樹氏はこう言う。

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