崩落事故で核施設使えず…北が踏み切る「洋上実験」Xデー

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 金正恩委員長はこれからどう出るのか――。先月10日ごろ、北朝鮮北東部の豊渓里の核実験場の地下坑道を造る工事中に大規模な崩落事故が起き、作業員ら約200人余りが死亡した可能性があることが分かった。北朝鮮は過去6回、同じ場所で核実験を行ってきた。9月3日の6回目の核実験後に地盤が緩んだことが崩落の原因とみられている。

 韓国の気象庁は「核実験場がある山の下に60メートルから100メートルの空洞ができているとみられる」と指摘。7回目の核実験を強行した場合、放射性物質が漏れ出す危険性を示唆した。実験場は中国国境に近く、中国側も放射能漏出への懸念を深めているという。金正恩は習近平を怒らせてまで核実験を続けるつもりなのだろうか。

 軍事ジャーナリストの世良光弘氏が言う。

「北朝鮮が核とミサイルの開発に執着しているのは、核保有国となり、米国と対等の立場になったうえで平和協定を結ぶためです。目的のために手段を選ばない金委員長にとって、作業員が崩落事故で200人死のうが痛くもかゆくもないはず。米中韓の非難は覚悟のうえで、放射性物質をまき散らしてでも7回目の核実験に踏み切るつもりでしょう。ただし、地下坑道の崩落で、核実験に必要な機材を物理的に運べなくなっているかもしれません。その場合、いよいよ洋上核実験を実施する可能性があります」

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