天下りの隠れみのと化した「官民人材交流センター」の悪辣

公開日:

 天下りこそ官僚のウマミ――。ことあるごとに問題視されながら、官僚の天下りはなくならない。1年前、文科省の吉田大輔元高等教育局長が早大教授に天下りしていたことが発覚。その後、62件の国家公務員法違反が判明し、文科省は組織ぐるみで天下りシステムを築いていた実態が浮き彫りになっている。

 そもそも官民癒着や高額報酬への批判から、2007年に改正国家公務員法が成立。各省庁の天下り先斡旋は廃止し、再就職は「官民人材交流センター」に一元化されたはず。違うのか。

 政治評論家の有馬晴海氏が言う。

「センターの設置は、いかにも官僚らしい巧妙な仕組みづくりです。例えば、文科省のキャリア官僚がセンターに登録して利害関係のない証券会社に再就職すれば、国家公務員法に抵触することはありません。でも、それで終わりではないのです。2、3年証券会社で働いたキャリア官僚は、その後、少なからず文教関係に再々就職します。センターは、天下りの格好の“隠れ蓑”なのです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安藤サクラに朝ドラ奪われ…満島ひかり“超ワガママ”の裏側

  2. 2

    FA丸は残留が本音か “契約年数”上積みなら広島に勝機あり

  3. 3

    実はボンボン 桜田大臣“大工あがりの叩き上げ”は経歴詐称

  4. 4

    キムタクと2ショット解禁 コウキ操る静香のシタタカ戦略

  5. 5

    交渉前に「お断り」…FA浅村に蹴飛ばされたオリの自業自得

  6. 6

    ロッテに対抗し青天井 巨人がFA丸に5年35億~40億円の狂気

  7. 7

    原巨人ため息…“陰のMVP”天敵フランスアは広島であと5年

  8. 8

    6億円&原監督のメッセージ…巨人「FA炭谷取り」真の狙い

  9. 9

    FA浅村の楽天入り決定 ソフトBは“赤っ恥”で来季へ遺恨残す

  10. 10

    倉科カナが三くだり半…竹野内豊“結婚しない男”の罪深さ

もっと見る