立岩陽一郎
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立岩陽一郎

ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職し、17年からフリーランスとして活動。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「ニュースのタネ」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。

普天間めぐり…フェイクニュースに加担した我が悔恨の告白

公開日:

 沖縄県知事選挙は9月30日投開票と決まった。前回に続き沖縄にこだわってみたい。それは私にとっては、過去のいまいましい記憶についての告白だ。22年前のことだ。

「普天間基地返還で合意」

 NHK記者として沖縄に駐在していた1996年4月12日、宿泊先の東京のホテルで日本経済新聞の1面を見て絶句した。

 前夜に放送した「クローズアップ現代」では、普天間基地が返還されない理由を政治部記者がこまごま説明していた。私はその番組に沖縄局から参加していた。すぐに、沖縄駐在の米国次席総領事に電話を入れるとこう言われた。

「きのうの番組はとても面白かった。が、とても間違っていた」

「普天間は返還されるのか?」

「橋本総理とモンデール大使が会見するはずだ」

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