被災地後回し 臨時国会「10月26日召集」検討の薄汚い思惑

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 台風、豪雨、地震と相次ぐ自然災害を受け、安倍政権は1兆円規模の補正予算を編成する方針。11日も自民党の二階幹事長が、総裁選後に補正予算編成を急ぐよう政府に求める考えを示していた。ところが、である。安倍政権は補正予算を審議する臨時国会の召集を、今から1カ月半も先の来月26日で検討しているというからア然だ。

 西日本豪雨が起きたのは7月。その直後から全国知事会が早期の補正予算を要望しているが、この間、政権は予備費を何度も追加投入の綱渡り。ただでさえ臨時国会開会を先送りしてきたのに、さらに引き延ばすつもりなのか。

 なぜ召集が来月26日になるのか。政治ジャーナリストの泉宏氏がこう解説する。

「安倍首相は来月18日にASEM首脳会議(ブリュッセル)に出席し、23~25日には日中首脳会談のため訪中するとみられています。国会召集がその先だとすると外交日程が理由ではありますが、本気で補正予算を急ぐのなら、自民党裁選後の今月28日に組閣して、来月5日召集という最短日程が可能です。しかし、今月30日の沖縄県知事選の投開票前には、情勢に影響を与えかねないので、閣僚人事をやりたくない。それで臨時国会召集は10月下旬、というわけです」

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