南北融和に暗雲…文政権をキリキリさせる元駐英公使の暴走

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 北朝鮮の駐イタリア大使代理の亡命問題が「南北融和」に影を落としている。経済失政で支持率低下に歯止めがかからない韓国の文在寅大統領は、金正恩朝鮮労働党委員長のソウル訪問実現に向けて奔走。求心力アップにつなげたいとの思惑からだが、金正恩が首をタテに振らず越年してしまった。さらに、降って湧いた大物の脱北騒動で関係悪化の可能性が出てきた。

 亡命申請しているのは、2015年に3等書記官として駐イタリア大使館に赴任し、17年に1等書記官に昇進したチョ・ソンギル氏。北朝鮮が17年に核実験を強行したため当時の大使が追放処分となったことを受けて大使代理を務めていたが、本国召還が迫った昨年11月初旬に妻と子ども連れで出奔。イタリア当局が保護しているという。

 金正恩体制での大使級の亡命は初めて。しかも、チョの父親も妻の父親も外務省出身の大使経験者で、裕福な高位層だという。エリート脱北に金正恩が怒髪天のところに、コトをややこしくしているのが16年に妻と息子2人を伴って韓国に亡命した元駐英公使のテ・ヨンホ氏だ。米国への亡命を希望しているとされる元同僚で友人のチョに宛て、〈チョ・ソンギルに送る手紙〉と題した長文をブログにアップ。〈民族の一構成員であり、北朝鮮外交官だった私や君にとって、韓国に来るのは選択ではなく義務だ。ソウルで待つ〉などと呼び掛けたのだ。

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