袴田茂樹
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袴田茂樹安全保障問題研究会会長

新潟県立大学教授。青山学院大名誉教授、安全保障問題研究会会長。「ロシアへの反論」(共著=自由国民社)、「沈みゆく大国」(新潮選書)など著書多数。

ロシア紙さえも“詭弁”と評したプーチン大統領の特異解釈

公開日: 更新日:

 日本がロシアと安易に「2島プラスα」論で妥協すれば、国家主権問題に対する認識の軽さが国際的な蔑視を招く、と書いたが、今のロシアにとっても歯舞、色丹の返還で手を打つ、という選択肢は現実的ではない。

 日本ではプーチン大統領が「歯舞、色丹の引き渡しは、主権の引き渡しを意味しない」と発言していることに注目が集まった。朝日新聞も〈プーチン氏は日ソ共同宣言について『島を引き渡すが、主権を引き渡すとは書いていない』と話すようになった〉(1月17日付)と報じたが、実は、プーチン大統領は7年前の2012年3月1日にも、当時の故若宮啓文・朝日新聞主筆に同じことを言っていた。

 しかし、朝日はこの時、プーチン大統領が発した強硬発言を取り上げず、〈ヒキワケ〉〈妥協〉といった柔軟な発言のみを伝えた。そして、他の日本メディアも朝日に追随したため、〈プーチンは柔軟〉説が流布したのである。

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