有森隆
著者のコラム一覧
有森隆ジャーナリスト

30年余、全国紙で経済記者。豊富な人脈を生かし取材・執筆中。「『ゴーン神話(マジック)』の終焉 日産を覆う不安の正体」(「月刊現代」2006年12月号)、「C・ゴーン『植民地・日産』の次の獲物(ターゲット)」(同09年1月号)などを執筆。「日産 独裁経営と権力抗争の末路――ゴーン・石原・川又・塩路の汚れた系譜」(さくら舎)を3月に上梓。

デサント<下>“恫喝テープ”まで飛び出した伊藤忠との戦い

公開日: 更新日:

 2013年2月26日、デサントは創業家の石本雅敏常務の社長昇格を発表した。

 雅敏氏は慶応義塾大学商学部卒。電通勤務などを経て1996年にデサントに入社。創業家出身の社長は19年ぶりのことで、話題性は十分だった。

 しかし、A4判の資料2枚のみで開示され、記者会見はなし。伊藤忠商事出身の中西悦朗社長の処遇は「退任」とのみ書かれていた。

 今回の騒動で、あの時の交代劇の真相が明らかになる。デサントによると、11年ごろから伊藤忠は自社との取引を150億円に拡大するよう強要した。それにデサントの生え抜きの役員たちは不満を募らせていった。

 伊藤忠とのパイプ役だった創業家2代目の石本恵一氏が死去して2カ月半後の13年2月、クーデターが決行された。

 伊藤忠から派遣された取締役に事前の連絡のないまま、中西社長の退任と石本常務の社長就任を取締役会で決議した。デサント版の「二・二六事件」だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安倍政権が労働者イジメ 経営者が首切り自由の“改悪制度”

  2. 2

    令和初の国賓も…日米首脳会談「共同声明」見送りの“真相”

  3. 3

    いまさら聞けない年金受給 59歳から始める満額もらう準備

  4. 4

    丸山議員が“宣戦布告” 日本がロシアに戦争を仕掛けたら?

  5. 5

    丸山議員は囲み取材わずか2分 本紙の直撃にも“逃げの一手”

  6. 6

    無名俳優と電撃格差婚で 川栄李奈にのしかかる“ミルク代”

  7. 7

    評価は急落…大船渡・佐々木“一球も投げず初戦敗退”の波紋

  8. 8

    私は転ばない…小川榮太郎氏との「過激な対談」が楽しみだ

  9. 9

    防衛大学校が受験者2250人も激減…蔓延する“いじめ”の実態

  10. 10

    磯野貴理子は女神か都合のいい女か…男女問題研究家の見解

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る